教師不足がより一層深刻化している。
最近では元オリンピックの選手に教員を頼むといったニュースまで出てきている。
今回は何故こんなにも教師不足になり、潰れていく教師が多いのかをまとめた本を紹介する。
それが「何が教師を壊すのか」である。
何が教師を壊すのか 追いつめられる先生たちのリアル (朝日新書) | 朝日新聞取材班 |本 | 通販 | Amazon
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この本は、実際に教師の方達にインタビューをして執筆しているので、かなりリアルな教師の声を聞く事ができる。
タイトル通り、今の教師を追い詰めて壊しているのは何かに焦点を当てて書かれている。
現場の仕事の量はもちろん、特殊な生徒(直接的な表現はされてなかったが発達障害等の障害がある子)や過激な保護者への対応に追われて精神を壊してしまっている。
そういった例を本書はいくつも載せており、教師がどのように追い詰められているのかが非常にわかりやすい一冊であった。
これは若手教師に限った話ではなく、ベテラン教師も同じように倒れてしまっているというのが現実である。
また、現代の複雑な教育の問題(不登校やSNSの利用トラブル等)に対して、学校での対応がいかに難しのかを改めて痛感した。
教育関係の仕事に就いてない方にも是非一読していただきたい。
また、叱らない教育について有識者が警鐘を鳴らしている本もあるのでこちらも合わせて読んで欲しい。
「叱らない」が子どもを苦しめる (ちくまプリマー新書 449) | 藪下 遊, 髙坂 康雅 |本 | 通販 | Amazon
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教育の質の低下を招いている現代の教育の問題に多少なりとも興味を持っていただけると幸いである。