難関大受験生向け　難解な英文を読むための英文法参考書

今回紹介したい参考書は「読解のための上級英文法」です。

この参考書、正直言ってかなりレベルが高いです。

そもそもこの参考書の想定している読者層が、「難関大受験生」の他にも「英語教員志望の大学生」や「実際に英語を教えている社会人」だったり、大学受験レベルの基礎的な文法は理解できてる層向けです。

ただ、医学部や旧帝を受験するような子達でも理解できていない細かい文法事項、それこそ高校で配られるような一般的な参考書には載っていない内容が多く、これを半分でも良いので理解できれば他の受験生と差がつけられるのではと思いました。

また、「こういうものだ」と理解せずに感覚でやってきた子達にとって、自分の感覚が言語されている説明に出会える参考書だと思います。

個人的には第8章の「名詞・代名詞」の章が一番読み返すことが多く、この章が私の指導の幅を大きく広げてくれたように思います。

昨今の大学受験英語の難易度の上がり方を見ていると、いつかはこの参考書レベルが当たり前に求められる日が来るのかなと思うこともあります。

英語教育の変化のスピードに対応するために購入した参考書でしたが、私個人としては買ってよかったと思える参考書でした。

難関大受験生で英語を得点源にしたい方はぜひ購入してみてください。