今回紹介する本は「学校行きたくない」です。
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今回も簡単に本の内容を紹介します。
本のタイトルから分かるように「不登校」を題材にした新書です。
メディアで不登校の生徒が増加している話を目にする事は多いと思います。
著者は「学校に行きたいのに学校に行けない」という従来の不登校から、「学校に行きたくないから行かない」という不登校が増えていることを強く訴えています。
「行きたくないから行かない」という子供たちはそもそも学校に行けないことに困っていない。
故に、専門機関への相談等に繋げるのが難しく改善されることがないと述べています。
また、近年は学校教育そのものを軽視する人が増え「学校なんて行かなくても勉強はできる」という考えを持つ親が増えました。
しかし、学校は勉強以外にも様々なことを学ぶ場でもあります。
勉強はもちろん、人間関係のスキルや自己を学ぶ場でもあります。
学校で辛いことや苦しい経験をしたあとに、そこから立ち上がる経験を得るのも大切であるとも著者は述べています。
私が一番印象に残った話は、不登校の子たちが「もっと学校に行けば良かった」と後悔している点です。
不登校支援に一番必要なのは、やはり学校への復帰を助ける事なのだと改めて思いました。
最近一気に増加した不登校の背景を知ることができるので、ぜひ読んでみてください。
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